すっかり秋の気配になってきました。 天高く馬も本棚も肥ゆる秋。10月も見逃せない新刊5冊をピックアップ! Tyger by SF Said Illustrated by Dave McKean Official Website 今年もっとも待ち遠しかった本! "Varjak Paw" "Phoenix" で高い評価を得てきた作者が、9年の歳月をかけて書き上げた本と言われては、期待せずにはいられません。しかも今年は寅年! 破滅の危機に瀕した世界で、アダムたちはそれを救うことができるかもしれない神話的な魔法の動物、Tyger を見つける。しかし、Tyger は危険にさらされていた。手遅れになる前に、Tyger を助け、世界を守ることができるだろうか? Children of the Stone City by Beverley Naidoo Official Website 児童文学賞最高峰の一つカーネギー賞受賞作家の最新作。 現在の世界にいまだ残る不平等の社会にヒントを得て書かれたそうです。南アフリカの人種隔離政策アパルトヘイトに反対し、亡命した作者だからこそ書ける題材かもしれません。 アダムたち家族は二級市民で、支配階級の許可のもとストーン・シティで暮らしている。彼らは規則を守り、支配階級者たちを怒らせるようなことは決してしてはいけない。あるとき友人が支配階級の少年たちに大胆ないたずらをし、アダムはその「犯罪」に巻き込まれてしまう。 Outside Nowhere by Adam Borba Official Website 不思議なカバーの絵に惹きつけられるこちらは、人里離れた場所にある奇妙な農場での、謎に満ちたひと夏の冒険のお話。 パーカーは、何にでも首をつっこむイタズラっ子。手を焼いた父親にある農場に送られ、他の5人の子どもたちと一緒に働くことになってしまった。つらい労働にも慣れ、やりがいを感じはじめるが、ある朝、奇妙なできごとが起こる。納屋の屋根の上に乳牛を見つけたのだ。パーカーは、農場の畑で何か不思議なものが育っているのではないかと思うようになる。 The Book That No One Wanted to Read by Richard A...
Children's Books. 主に英語の絵本・児童書の積ん読を嗜むブログ